「成長をしたければ安全な場所から離れ、危機感を感じるといい」私はある人間からそう学んだ。
そいつは12才でカナダの名だたる難関大学に連続合格し、
カナダ政府から天才児認定を受け海を渡った青年だった。
「この世界には、お前より年下で俺より強いガキもいる」
これはカカシ先生の言葉であるが、
これは真理である。
彼は私よりも遥かに年下の青年だった。
やっぱり天才は言うことが違う。
私は、彼に学びもっと彼に追いつこうと頑張りたいと思った。
安全ではない場所、意味するとこと、精神的および肉体的にも安全ではない条件下の環境で私はこれからも生きていこう。
(殺害される可能性が高いスラムは極力避ける)
でもだから日本には帰らない、帰れない。
こんなところで戻ったら、なんの意味もない。
ごめんよダディ。
いいんだ。別に自分が頭の賢さでカナダのガキに敵わなくたって。
一生冴えない人間だってそれでもいい。
ただ私は頑張りたいんだ。
心の安定を求めているだけなんだ、
頑張ることをやめたその日は、
いつも後悔で心が沈んでしまうんだ。
心の安定を求めて、私は頑張る。他者に負けるのはもういい、負けるのには十分慣れた。
これからも多大に負け続けることは覚悟の上で勝負を挑み続けるんだ。
でも、自分には負けたくないんだ。
せめて、八勝二敗くらいでいたいんだ。
だから今日も、残りの1日を精一杯頑張ろう。