
なぜ円安は日本にとって最低最悪なのか。エンジニア目線で答えます。
この質問に答えたのでシェア。
円安と円高のメリデメは各々のポジションに寄って変わります。私のポジションから見れば、柳生さんの言ってることは100%正しいですし、そういうものです。
例えば、円安になると、海外から優秀な人材が来なくなります。日本で働いて稼いで母国に帰ると資産が減りますので。
その次に、日本の優秀な人材は、インド人のようにヨーロッパか、欧米(アメリカ)や北米(カナダ)に移動し、そっちで働き始めるでしょう。
わざわざ欧米に移住せずとも、今の時代、多少の英語が使えれば、全然外国の企業からオファー貰えます。今でもチャイナやインドネシア、ベトナムの人がリモートとかで日本のIT企業の為に働いてくれてますよね。
そんな感じで、今後は日本人のエンジニアとかマーケターが、欧州やアメリカの企業の為にリモートで働き始めたりするでしょう。日本人の英語力も伸びてますし。
で、そっちの方向で働いて、米ドルやユーロで報酬得た方が、その金で日本事業者のネットサービス使ったりしても確実に割安で使えますし、日本の会社に貢献するよりも、大分お金持ちになります。
更に、外国に住む日本人のスキル人材(エンジニアやマーケター)で、海外に住みながらリモートで日本の会社から報酬貰って働いてる人とかもいるんですけど、
そういう人は尚更、日本企業から仕事を取るのをやめ、現地の外資企業で働くようになります。日本で働いて得たお金をユーロに変えると自らが貧しくなるので、当たり前ですね。
その結果、どうなるかと言いますと、日本語を喋る日本人のスキル人材の多くが、日本の企業の為に働かなくなり、外国のスキル人も海外の企業で働くようになり、
賢い人が、漏れなく日本から居なくなります。今の時代は、物凄く賢い少数の人材が、とてつもなく大きな価値を生み出す時代です。
そういう貴重で希少な人材が、日本の会社のために働かなくなる円安は、私の観点から見れば本当に最悪だと思います。