リージョンを跨いだEC2インスタンスの引っ越し方

0. 概要

AWSにおいて、費用やレスポンスの観点からEC2インスタンスをリージョン間で移設したいことがあるかと思います。
ただ、EC2のリソースは原則リージョンを跨いでの移動やコピーは不可能です。
もちろん新リージョンで新規インスタンスを用意して、新構築してもよいのですがAMIを用いることでリージョン間を移動することができるのでその方法をご紹介いたします。

1. AMIの取得

移動したいインスタンスのイメージ(AMI)を取得します。
「EC2 > インスタンス > インスタンス」から移動したいインスタンスを右クリック
イメージ > イメージの作成を選択

その後、イメージ名を入力してイメージの作成を選択してください。
ボリュームのサイズやタイプは基本的にそのままで大丈夫です。

一点重要なのは
「再起動しない」のチェックの有無です。
どちらでもAMIは取得できるのですが、チェックの有無で下記のような違いが生じますので用途に合わせて選択してください。

チェック有:インスタンスを止めることなくAMIを取得できますが、取得中に発生した差分は保証されずデータの整合性が崩れることがあります。
チェック無:AMI時にインスタンスの電源が落とされますが、完全なバックアップイメージを取得できます。

AMIの取得にはそれなりに時間がかかりますので気長に待ちましょう。

2. AMIの移動

AMIが無事に取得できたら、今度はそのAMIの移動を行います。
「EC2 > イメージ > AMI」から移動したいAMIを右クリックして「AMIのコピー」を選択します。
ここで、「送信先のリージョン」が選択できますので、引越し先を選択してAMIのコピーを始めます。

3. AMIの起動

コピーが終わったら、AWSコンソール上でもリージョンを移動しましょう。右上から引越し先のリージョンへ移動します。
そしたら、先程コピーしてきたAMIがあると思いますので、また右クリックをして「起動」を選択します。
するとEC2インスタンスの作成のような画面に移動しますので、マシンスペックやサブネット、その他諸々を選択してEC2インスタンスを起動してください。
通常の新規インスタンスと異なる点としては、公開鍵情報を含め復元されているので、この画面で鍵を新たに選択しなくてもそのままログイン可能なはずです。

4. 起動確認

EC2の画面上からインスタンス作成が完了したらSSHログインなどで正常にインスタンスが立ち上がっていることを確認してください。
プライベートIP含めホスト名など、ネットワーク周りは完全にコピーされないので、そこは必要に応じてこの段階で修正をしてください。

以上となります。お疲れさまでした!