
史上最大の肉食恐竜、スピノサウルスは実は水中で生活していたことが判明
「史上最大の肉食恐竜」スピノサウルスは、水の中を泳ぐ「水棲恐竜」であった可能性が最も高いことが、米国などの研究チームが発表した。
スピノサウルスの骨を、魚竜やペンギンやクジラなど約400体の骨と比較したところ、陸上生物より密度が高く重く、水中での生活に適した特徴を持っていることが分かったという。
この成果は、英科学誌「ネイチャー」に掲載された。
スピノサウルスは、白亜紀のアフリカに生息する大型の肉食恐竜で、化石の特徴から水辺に生息していたと考えられるが、
水辺を歩き回っていたか、水中を泳ぐことができたかについては、これまで議論がなされてきた。