
AI(人工知能)とロボットの違いとは?
はじめに
この記事に来てくださった方は、『AI』と『ロボット』の違いに関して知りたい方だと思います。
この記事では、プログラミングやテクノロジーに詳しくない人でも分かりやすく、
AIとロボットの違い、それぞれの指し示す意味を、初心者の方向けに解説をしていきます。
AIとロボットの違いとは
ロボットはプログラムされた動作を行う
ロボットいうのは、基本的にはプログラムされた動作のみを行う機械のことです。
分かりやすい例で言うと、物流倉庫で動いてるラインのロボットがありますよね?
画像引用: Last Car Plant Brings Detroit Hope and Cash
車の生産ラインで動いている、工場の中で無機質に動き続けているロボットなど。
もしくは、よくあるラジコンで動くおもちゃのロボットとかも、基本的には操作した動作しか出来ません。
こういう、決められた動き以外は出来ない機械をロボットと言います。
AIは自立して精度を高める仕組み
他方でAIというのは、プログラムされた動作じゃない動きが出来る機械のことです。
究極、AIの最終形態はドラえもんと言っても良いと思います。
画像引用:ドラえもん
ロボットが自分で考え、自分で意思決定をして、自分で動きます。
ただし、今のテクノロジーでは感情を持ったAIは存在していません。
AIもロボット『機械』である必要はない
今、ロボットもAIも、物理的な機械を前提に話してきましたが、
機械ではなく、ソフトウェアだけのロボット、AIというのも全然あります。
例えば、Lineで企業の公式アカウントを追加すると、ボットと呼ばれる自動プログラムが、
即座に応答したりしますよね?あれもロボットです。
また、皆さんは毎日YahooやGoogleで検索をしますよね?そして、気がついていないかもしれませんが、
検索結果に出てくるウェブサイトの記事というのは、日々変わっていっています。
これは、人が人力で検索ランキングを操作してるのではなく、
AIが自動で価値のある記事か否かを学習してランキングを決めてます。
このように、物理的な機械のロボットやAI、ソフトウェアだけのロボットやAIもあるのです。
実例からロボットとAIの違いを理解する
それでは、実際のロボットと、AIを比べてみて、違いを理解してみましょう。
ロボット
産業用ロボット
車の生産ラインなどで動いているロボットを含めて、産業用のロボットというのは、
昔からある代表的なロボットの一例と言えるでしょう。
自ら学習して改善されることはなく、プログラムされた一定の動きだけを永遠と繰り返します。
チャットボット
スマホが出てきて以来、チャットを活用したチャットボットが普及するようになりました。
カスタマーサービスやお問い合わせ処理をチャットボットで請け負うことで、
優れたUI/UXを実現し、人の負担を減らしてくれます。
ラジコンで動くおもちゃ
ラジコンで動くおもちゃなども、典型的なロボットと言えるでしょう。
予めプログラムされた動作を、ラジコンを使って動かすことができます。
AI
お掃除ロボット
今では家庭でも普及されているお掃除ロボットなどは、最も身近なAIと言えるでしょう。
お掃除ロボットは、部屋の構造を部屋ごとに理解して、適切に部屋を掃除してくれる点で、
自ら学習し、物事を判断しています。
自動車
最近では、自動運転機能を兼ね備えた自動車も段々と普及が始まっています。
アメリカなどでは、完全自動運転のタクシーが、すでに一部の地域で商用化されています。
車の道路というのは、完全に毎日、何が起こるか分かりません。
そういう無限の状況に適切に対応し、自動で運転を行えるAIがすでにあります。