
文系の人がSEになると後悔する? | 文系でもエンジニアとして活躍できる理由
はじめに
この記事を読みに来てくださった方は、
自分は文系だけどSE(システムエンジニア)としてIT業界でやっていけるのか?ならない方が良いかな?
と悩みを持たれている方だと思います。
結論、現役エンジニアでもある僕が思うに、世の中が考えているほどIT業界って険しい場所じゃないです。
文系だろうが理系だろうが、やってやれないことは皆無ですし、30代だろうが40代だろうが、プログラミングは身に付きますし、残業を上司から強いられて地獄のブラック企業も多くないし・・・
ただし、文系の人と理系の人を比べて、仕事として面白がれる部分の違いっていうのはるのかもしれません。
その部分で、文系の方が楽しく仕事を出来ない場合があるかもしれないので、今日はその点に絞って色々と解説をしていこうと思います。
この記事は、全ての文系IT職種の人の助けになると思うので、是非とも最後まで読んでみてください。
そもそも理系と文系の違いとは?
まず、文系のIT就職について語る前に、そもそも文系と理系って何が違うのか?
みたいなところを少し解説していきたいです。
理系脳の特徴
数値処理能力が高い
理系科目というのは、暗記科目にはない計算という作業が付き纏います。
なので、月日を追うごとに数字に強くなっていきます。
論理的思考力が強い
計算を繰り返すということは、課題があって、その問題点を見出し、
計算によってその問題点を解決するという作業の繰り返しなわけです。
そして、このような能力は論理的思考と通ずるようになります。
面倒くさい計算をする癖がついてる
多くの文系科目の人たちは、面倒臭い計算をするのに慣れていません。
頭に汗をかくという表現がすごく良いと思うのですが、
理系科目ほど、泥臭く頭に汗をかいて勉強をするという癖だったり根性がつきます。
文系脳の特徴
大雑把に大胆に行動する
理系科目の人が「行動する前に考える」というタイプだとしたら、
文系科目の人は「行動してから考える」みたいなタイプの人が多いです。
どっちが良い悪いは別にないと思うのですが、思考のプロセスとしては、
文系科目の人の方が早く答えだけ知りたいので、面倒くさい前戯や準備は苦手な傾向があります。
直感や経験値で判断する
理系の人は、あくまでも数字を信じがちです。
数字で見れない事象は見えないみたいな、極端な人もいます。
他方で文系の人はその逆で、数字でみれてても実体験として掴めないと信じられない人が多いです。
地肌で感じて、自分の感覚が納得しないと動かないのが文系ですね。
理系・文系脳は生まれつき?
結論、生まれつきなわけが無いです。
当たり前の話ではありますが、理系科目の人は、文系科目ができます。
理系科目は、文系科目よりもシンプルに面倒くさくて難しいだけです。
計算したり、考えたりするのが苦手な人は、理系には行けないとは思うのですが、
誰だって反復練習を強制的にさせられていれば、出来るようになるわけです。
文系の人でもSEとして活躍できる理由
プログラミングは誰でもできる
まず第一に、プログラミングというのは才能ゲームじゃなくて継続ゲームです。
よっぽど飛び抜けて上手な人を除けば、今SEとして働いてる人の8割が、
我々と同じような凡人・文系・才能ナシの人々だと思います。
才能がなくても、3年もやってればプログラミングなんてルーティングワークになります。
日本ではSEの人材不足
日本では、仕事の量が信じられないくらい多い割に、エンジニアの数は全く多くないです。
ですから、別に凄腕エンジニアじゃなくても仕事はいくらでもあります。
文系の人がSEになると後悔する理由3つ
プログラミングが好きじゃない
良くも悪くも、システムエンジニアという職業は、
プログラミングやITが好きな人の専売特許みたいな所があります。
ですから、そもそもプログラミングやソフトウェア開発が好きじゃないという人は、
金のためにやっていくというのは難しいでしょう。
IT知識の勉強が追いつかない
プログラミングに興味関心があっても、継続的な勉強を地獄と捉える人も、
システムエンジニアとして活躍はできないでしょう。
IT業界は、移り変わりが早いので、継続的に新しい知見をキャッチアップ出来ない人は難しいでしょう。
文系の人がSEになっても後悔しない方法
SEの仕事内容を知っておく
SEの仕事は、あくまでも継続的な学習意欲だったりが必要不可欠です。
毎日毎日、工場勤務のように脳死状態で同じことだけやってれば良い仕事じゃないです。
日々、新しいことが起こるし、それに応じて日々、対応をしていかないとダメです。
毎日同じことだけやっていたい人には向いてないです。
将来のキャリアプランまで見据える
プログラミングが大好きな人であれば、死ぬまでSEでも問題ないと思う人が多いのですが、
そこまでプログラミングに愛情を持てない人は、仕事を通じて、どのようなスキルを持ち、
将来的にどのような方向性でプログラミングの知見を活かすのかを最初からプランニングしておいた方がいいです。
文系からSEのキャリアアップ事例
システムエンジニアという職業は、公認会計士と似ていて、
一個の仕事が出来るだけで、様々な方面でその知見を活かすことが出来ます。
ですから、死ぬまでシステムエンジニアとして活躍しなくても、潰しが効くのが良い所です。
文系としてエンジニアになって、そこまでの才能を発揮できなくても、
ある程度プログラミングが達者に出来るようになったら、ジョブチェンジして羽を広げるというのも手です。
例えば、
システムエンジニアからプロマネへ
一番よくあるのが、システムエンジニアとして働いた後に、
そのままより上流工程のプロマネの仕事にレベルアップすることが出来ます。
プロマネの仕事は、よりビジネスサイドの仕事なので、文系の人もポテンシャルを活かせる仕事が増えます。
システムエンジニアから起業へ
エンジニアとして、ある程度ソフトウェア開発の知見が学ぶことが出来たら、
そのままIT業界や別の業界で起業する人も結構多いです。
起業することも、コミュニケーション能力をはじめとしたビジネススキルが多く必要なので、
文系の人のポテンシャルが活かせます。
システムエンジニアからデジタルマーケターへ
それから、SEとしてITの知見を学んだ後に、
デジタルマーケティングなどの仕事に行く人も多いです。
デジタルマーケティングの仕事は、プログラミングの知見をフル活用できるので、
今まで学んだ知見も活かしやすいです。