
【命名規則】キャメルケース(camelCase)とは?IT用語を解説します【変数名 / ファイル名など】
ITの世界では、命名規則といって変数名やファイル名、URLなどを決めるとき、
命名規則に従って決めることがあります。
命名規則は業界、チームや会社、個々人の裁量や慣習によって決められるので、定まった方式はありません。
今回の記事では、そんな命名規則によく使われるキャメルケースについて、
分かりやすく詳しく解説をします。
この記事を読むことで、キャメルケースに関することだけではなく、
命名規則の作り方など、細かい部分まで分かるようになります。
キャメルケース(camelCase)とは?
キャメルケース(camelCase)とは、最初の単語は小文字で初め、それ以降は大文字で区切っていく書き方です。
コブを持つラクダに似てるので、キャメルと呼ばれています。
以下の画像が分かりやすいです。(画像引用: wiki)
“iPhone “や “eBay “という単語はキャメルケースだと分かりますし、
JSなどのプログラミング言語で、キャメルケースで変数名を作っているチームが多いですよね。
変数名をキャメルケースで作ると以下のようになります。
- ❌ const user_name = “太郎”
- 💮 const userName = “太郎”
しかし、人に寄っては最初の文字を大文字にすることもあるため、定義が曖昧です。
キャメルケースには実は2種類あります
実は、キャメルケースには2種類あります。
それは、
- アッパーキャメルケース(UCC)、パスカルケース
- ローワーキャメルケース(LCC)、通常のキャメルケース
の二つです。
アッパーキャメルケースとは?
アッパーキャメルケース(UCC)は、パスカルケースとも呼ばれておりまして、
以下のように大文字で書き始めます。
- 💮 const UserName = “太郎”
この書き方は、
McDonald、PlayStation , BlackBerry やYouTube などで使われていますよね。
ローワーキャメルケースとは?
ローワーキャメルケースは、今説明をしてきた普通のキャメルケースのことです。
- 💮 const userName = “太郎”
なぜキャメルケースのような命名規則が必要なの?
プログラミングの世界では、変数名を決めるときに空白(スペース)を作るとエラーになります。
例えば、以下のような変数名は付けることが出来ないのです。
- ❌ const user name = “太郎”
ですので、当初は文字をそのまま連結した変数名がつけられていました。
- const username = “太郎”
でも、これだと読みにくいですよね。そのため、キャメルケースやパスカルケースなどの、
幾つかの命名規則が定められたのです。
- 💮const UserName = “太郎”
- 💮 const userName = “太郎”
ただし、プログラミングの変数名のつけ方は、
世界で統一されてるわけではないので、皆んなが歩調を合わせていくしかありません。
プログラミング言語に寄っても、色々と違ったりしますし、
同じプログラミング言語でも、現場に寄って統一方法が違います。
ぜひ、皆さんがお使いの言語や、もしくはチームの規則を学んでみてください。
プログラミング言語のGitHubを見てみるのアリ
命名規則をプログラミンング言語で活用するとき、
業界、会社、チーム、個人で各々ルールが違ったりするので、
ぶっちゃけ、お好みの手法を各々で選べば良いと僕は思っていまして、
人によって『こうあるべき』は違うとは思うのですが、
もし選定に迷ったら、人気プログラミング言語のGitHubを参考にして見ると良いと思ってます。