
【コーディングテストは意味ない?】日本のIT企業がコーディングテストを導入してない理由
はじめに
私は一時期、カナダのバンクーバーでエンジニアとして働いてる時代があったのですが、
カナダのバンクーバーでは、大抵はどこの会社もコーディングテストを導入していて、
新しい会社との面接のたびにコーディングテストを求められて「マジで面倒だな・・・」と思ってました。
でも日本に帰ってきて気がついたのですが、日本のIT企業でコーディングテスト導入してる会社って超・稀です。
コーディングテストが意味ないから、日本のIT企業がコーディングテストを導入してないのか?
とも思ったのですが、よく考えてみると、そういう意図とはちょっと違うようでした。
ですので今回の記事では、なぜ日本のIT企業の多くがコーディングテストを導入してないのか、コーディングテストは意味ないのか?
という点に絞って深く解説をしていきます。
コーディングテストの意味とは?
さて、
ところで読者の皆さんは、そもそもコーディングテストの意味ってなんだと思いますか?
無論、入社前に候補者のエンジニアとしてのスキルを確認する意味で導入されているわけです。
スキルシートや職歴はピッカピカでも、実際に入社してみたら全然使えねえな・・・
となってほしくないから、コーディング試験を導入している訳です。
これは、企業側のリスクヘッジでもありますし、候補者を入社前に事前にスクリーニングして、ふるいにかける意味があるのです。
候補者Aと候補者B、どっちもスキルシート的には優秀そうだが、、、どっちか片方しか採用できん、、、
じゃあ、二人にコーディングテストを受けてもらって、より能力の高い方だけ採用しよう!となる訳です。
コーディングテストが意味ない訳ではない
つまり、『コーディングテストなんて意味ないのでは?』と考えている方は、その認識は誤りです。
企業にとって、候補者にコーディングテストを強いる意味は確実に強く存在していますし、
その効果は絶大です。やる気の微妙な候補者は、コーディングテストなんか強いられた時点でフルシカトしたりすので、
モチベーションが高い候補者だけ残ったりしますし、無論、スキルの低い候補者を炙り出すことも可能です。
では、なぜ日本の日本のIT企業はコーディングテストを導入していないのか
その答えはシンプルです。
日本は仕事が多くスキルワーカーが不足しており、壊滅的な人材不足なので、
コーディングテストなんか導入してたら、そもそも誰も採用できないからですw
私が日本に帰ってきてエンジニア市場を見渡して気がついたことは、
そもそもエンジニア採用をする上でコーディングテストなるものを導入している企業というのは、
誰もが知ってる有名企業みたいな、エンジニア採用に困ってない会社だけであるという点でした。
最近では、超・大手IT企業のブランド名を持ってしてもエンジニア採用が困難な時代になっていまして、
ますますコーディングテストを導入している企業の数は減ってきてるように感じています。
コーディングテストを受けてまで入社しなくていい
エンジニアの立場からしてみれば、日本みたいに異常な数の仕事に恵まれている国において、
エンジニアの数は少ないのに、仕事の数だけ無限にあるので、
いくら大企業からのオファーだったとしても、
「うーん、割と他の会社でも同じくらいの給料を貰えるので・・・」
みたいな感じで簡単に断られてしまい、給料以外の魅力も打ち出さないといけなくなってきました。
そんな中で、企業側がエンジニアにコーディングテストなんか導入して押し付けたら、
「そんなものを受けてまで仕事に困っていない・・・」という感じになる訳です。
なぜバンクーバーではコーディングテストが導入されてるのか
おそらくですけれども、バンクーバーという土地柄、
シリコンバレーにも近く英語圏であり、人気の移住スポットであるからして、
世界中からエンジニアが集まってきてしまうのだと思います。
が、カナダというのは、国の性質上、ぶっちゃけ、あんまりIT人材に対する需要というか、
仕事の数はそんなに多くない印象があります。
少なくとも、日本と比べたら天と地です。なので、必然的にエンジニアの数が足りているため、
上から偉そうにコーディングテストを押し付けても買い手市場になってるため、
エンジニアはコーディングテストを受けて入社したがるのです。
多分、シリコンバレーとかでも同じような状況になっているのではないかと思います。
エンジニアの数は多いが、そこまでエンジニアの数は求められていないみたいな・・・
日本も、ある時点を境にエンジニアの数が増えまくれば、企業もスクリーニングのためにコーディングテストを導入してくると思います。
でも、今のところ日本では、仕事の数があまりにも多く、どんな業界の会社でも儲かってるところはエンジニアに投資するので、
割りかしスキルが低そうなエンジニアでもコーディングテストなど導入しないで雇って社内で育ってもらう訳です。
コーディングテストがない代わりに日本では契約型の仕事が激増
もしくは、代わりに日本ではフリーランスエージェントの台頭が目立っているように、
最初はリスクヘッジで1ヶ月とか3ヶ月で契約させてもらって、
その代わりにエンジニアには高額の報酬を支払って、速攻で採用して開発してもらって、
スキルを確かめさせてもらって、スキルが低ければ速攻で契約解除して次の人を探す・・・
みたいな、所謂、より弱肉強食な採用形態が進みつつります。
僕的には、それはそれで、そっちの方が合理的で良いのかなと思っていますし、
今後の、あらゆるスキルワーカーの仕事は、そういう感じになっていけば良いと思ってます。
より流動的に人材が流れる方が、一回採用したら解雇できないという、
理解不能な経済ダウンに繋がるルールよりか100倍マシです。
余談、ドイツでも同じような状況だった
余談ですが、私は昔、ドイツでも少し住んでたとことがあるのですが、
ドイツという国は、なぜか色んな側面で、経済発展の経緯が日本と似てると思うんですが、
これは明らかに、戦後に米国がソ連を抑えるために、日本とドイツを中心に支援してきたからであり、
北朝鮮を抑えるために米国から支援された韓国も奇跡みたいに経済発展してきましたし、
そういう感じで、ドイツと日本は色々と社会状況が似ていまして、ドイツも仕事の数はスゲー多かったです。
ドイツで少しだけ就職活動をしてきた経験がありますが、日本と同じでコーディング試験を受けずに簡単に仕事が取れそうでした。
まあ、この点については詳しく、やってないけど、多分間違ってないと思います。