
瞑想、うつ病や不安をむしろ悪化させる危険があることが判明
瞑想などによるマインドフルネスは、昨今のヨガブームなどに牽引され人気が高まっています。しかし、時にはうつ病や不安症を悪化させる危険性があると、コベントリー大学のミゲル・ファリアス准教授が発表しました。
曰く、瞑想をする人が不快感を訴えるケースも確認されており、瞑想が必ずしも効果をもたらすとは限らないことが示唆されています。ファリアス氏らのチームは、さまざまな医学雑誌から関連する55の研究を調査し、それぞれの研究において、瞑想による不安障害を分析、
分析の結果、研究チームは、瞑想をした人の約8%に好ましくない影響があったことを発見したとのこと。人々は瞑想によって、むしろ日々の生活の不安の増大や、中にはパニック発作まで発症する人もいたとのこと。中には精神的な異常や死にたいという感情を抱いた人までいたとファリアス氏は証言した。
これは、心をコントロールしようとする試みに対して、むしろ一種の反抗が自分の中で発生し、不安や鬱の増大に繋がっているとのこと。