米研究所などが「ヒトゲノム」の完全解読に成したと発表

人の遺伝情報である「ヒトゲノム」が完全に解読されたと、米国国立ヒトゲノム研究所などの国際チームが科学誌「サイエンス」に発表した。ヒトゲノムの解読は、日本も参加した国際プロジェクトで2003年に完了が宣言されたが、実際には、当時の技術では8%の解読が困難なままであった。あった。

ヒトゲノムは約30億対の塩基配列からなり、細胞内の46本の染色体に含まれている。染色体の末端や中心にある配列は、繰り返しが多いため、これまで解読が困難だったとのこと。同チームは、これらの配列の解読を可能にする新たな方法を開発したとのこと。

研究チームは、「ヒトゲノムに関連する病気や健康状態の発見が容易になる」としている。東京大学名誉教授(ゲノム科学)の榊義之氏は、「これは画期的な成果だ。地図に例えると、これまでは都市部しかカバーしていなかったが、山間部や遠隔地も含まれるようになり、地図として完成度が高まった。病気との関係だけでなく、人類の進化の歴史や細胞分裂の仕組みなど、幅広い分野で新たな発見が期待できる」と話している。”

 

藤沢瞭介(Ryosuke Hujisawa)
  • りょすけと申します。18歳からプログラミングをはじめ、今はフロントエンドでReactを書いたり、AIの勉強を頑張っています。off.tokyoでは、ハイテクやガジェット、それからプログラミングに関する情報まで、エンジニアに役立つ情報を日々発信しています!

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