
ロシア軍に包囲されたマリウポリから市民を脱出させる作戦をフランスが計画
フランスのマクロン大統領は、ロシア軍に包囲され、人道的危機に瀕しているとされるウクライナ南東部の港町マリウポリからの市民の避難について、
27日までにロシアのプーチン大統領と条件を協議する方針を示した。また、民間人を逃がすための「特別人道作戦」を名指しし、
マリウポリ市長やウクライナの関係当局とすでに具体的な協議を行ったと述べた。この作戦は、マリウポル市からの退去を希望する市民を避難させるために、トルコとギリシャの両国の協力を得て実施される。
フランス大統領府によると、プーチン大統領との協議で、作戦を進めるには、ロシアに包囲網の解除と、市内に残ることを選んだ市民への人道支援物資の提供を要求すると述べたという。
ウクライナ当局によると、マリウポルには1月15日現在、約35万人の市民が残っているという。停電に加え、飲料水もなく、暖房設備もない悲惨な状態にあるとのこと。