
貝の毒とその原因となるプランクトンを死滅させる新種の微生物を発見
東北大学などの研究グループは、貝の毒の原因となる有毒なプランクトンに寄生して死滅させる新種の微生物を発見したと発表した。
周囲の環境や他の生物に無害で、貝毒の予防や原因となるプランクトンの駆除技術の開発につながる可能性があるという。
新種は「アメーバフリア」と呼ばれるプランクトンの一種で、麻痺性貝毒の原因となる有毒なプランクトンの細胞内で増殖し、数日後に細胞を突き破って飛び出すという。
貝の毒は、人間に食中毒を起こさせ、毒素の種類によって、麻痺型と下痢型があり、麻痺すると呼吸困難に陥り、死に至ることもあるとのこと。