
米EC大手Amazon.com、衛星インターネット事業展開のため、ロケット会社3社と大型契約を締結。
米アマゾンは、約3000機のロケットを打ち上げ、世界中でインターネット接続サービスを提供する計画「プロジェクトカイパー」を実現するため、ロケット会社3社と契約を締結したと発表した。
アマゾンが契約を結んだのは、ロケット製造で実績のある米ボーイング社と、米ロッキード・マーチン社の合弁会社ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)、
また、欧州のアリアンスペース社、それから創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙開発企業アマゾン・ブルーオリジンの3社とのこと。
アマゾンは「商業衛星打ち上げ契約としては過去最大級」と説明、打ち上げには約5年かかると予想されているとのこと。
アマゾンがこのプログラムに使用する予定の3機のロケットはいずれもまだ稼働しておらず、年内または2023年に稼働する予定で、契約金額は公表されていないとのこと。
アマゾン幹部のデイブ・リンプは5月5日、CNBCの取材に対し、契約額は「数十億ドル」になると説明した。
ちなみに、アマゾンのこのプロジェクトは、イーロン・マスク氏の米宇宙企業スペースXの衛星インターネット事業「スターリンク」と直接競合する見通しとのこと。
スターリンクについて、スペースX社は1月、すでに2000基以上の衛星を配備し、世界的に 4万5000以上の顧客と契約している模様