
【ジュニア・ミドル・シニア】エンジニアの違いを解説します
はじめに
エンジニア業界には、エンジニアの階級を示す言葉として、「ジュニア」「ミドル」「シニア」という言葉を使ったりします。
特にIndeedなどで海外のエンジニア求人を見てみると、「シニアエンジニア募集」みたいな感じで求人のタイトルになってたりします。
日本ではあまり使われていないようですが、今後使われる機会も増えてくるかもしれません。
ということで、今回の記事では、このエンジニアの階級を指し示す「ジュニア」「ミドル」「シニア」という言葉について詳しく解説します。
「ジュニア」「ミドル」「シニア」の年数の違い
「ジュニア」「ミドル」「シニア」の違いを最も明確に表すのは、やはり経験年数だと思います。
エンジニア歴何年というよりかは、求められている言語やフレームワークに何年くらい携わっているか?という視点です。
例えば「Ruby on Rails歴10年」みたいな肩書きがあれば、間違えなくシニアエンジニアと捉えられるでしょう。
ざっくりとしたイメージではあるのですが、
- 1年〜3年:ジュニアエンジニア
- 4年〜7年:ミドルエンジニア
- 8年〜10年以上:シニアエンジニア
みたいな感じだと思います。
「ジュニア」「ミドル」「シニア」は年数だけでは決まらない
他方で、「ジュニア」「ミドル」「シニア」は経験年数だけで決まるわけでもないです。
当たり前の話ではありますが、勿論ジュニアエンジニアが、シニアエンジニアよりも年上である場合もあります。
知識量の違いで区別されることもある
明らかに、上級開発者は中級レベルの開発者よりもはるかに多くの知識を持っています。
設計パターン、アーキテクチャ、テストの自動化、パフォーマンス、セキュリティなど、
様々な知識を持つことで、「シニアエンジニア」と認識されると思います。
コーディングの腕で区別されることもある
経験年数が浅くても、現場でコーディングのレベルが段違いに優れているなど、
傑出した能力が認められれば、エンジニア歴1年でも現場でシニア扱いになるでしょう。
結局、「ジュニア」「ミドル」「シニア」という称号は他人がつけることなのです。
まとめ
「ジュニア」「ミドル」「シニア」の開発者の違いは、経験年数だけではありません。
確かに、上級開発者は中級レベルの開発者よりもスキルが高いと言っても過言ではありません。
しかし、知識は最も重要な要素ではありません。
シニアエンジニアは、ジュニアエンジニアとは異なる考え方を持ち、より簡単にコードを記述できたりもします。
ジュニアエンジニアが成長するには、分かりやすいコードを書き、複数の開発サイクルを経験すると良いでしょう。
シニアエンジニアになる方法
技術のキャッチアップを欠かさない
常に新しい技術のキャッチアップを怠らずに、鍛錬を積むことが求められます。
シニアエンジニアは、自分が専門としている領域以外のことも、ある程度把握していないと、
バグ対応などで詰まったりします。
プロジェクト管理の経験も積む
PMなど全体の工数を管理してマネージメントできるスキルを、
エンジニア能力と共に持ってたら素晴らしいスキルになります。
コミュニケーション力を磨く
シニアエンジニアとして現場をリードしていくためには、コミュニケーション能力を持って、
下に指示を出したりすることが出来ると評価が上がるでしょう。
ジュニアエンジニアとしての働き方
指示されたタスクを完璧に実装する
ジュニアエンジニアとしての成長方法は、兎に角上から降りてきたタスクを忠実に実装することです。
ジュニアエンジニア時代は、まだ経験年数も少ないと思いますから、
そもそも指示されたタスクを実装できなかったりするかもしれません。
そういうことがないように、ちゃんと動くコードを書けるように勉強をしていきましょう。
わかりやすいコードを書く
PRでシニアエンジニアから指摘されないように、ただ動くだけのコードではなく、
保守性の高いわかりやすいコードを書けるように心がけましょう。