海外でのエンジニア就職は『学位なし』だと厳しい?国別の違いやビザについて詳しく解説

はじめに

この記事を読みに来てくださった方は、きっと以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか?

 

将来、海外でエンジニアとして就職をしてみたいけど、学位がない。学位が無いと海外でエンジニア転職するのは難しいのか?

 

当方、一時期は真剣に海外でのエンジニア転職を検討し、実際にカナダでエンジニア就職した経験があります。

 

ですのでこの記事では、『学位がないけど海外でエンジニア転職が可能か?』という点に絞って簡潔に解説をしていきたいと思います。

 

国で大分違う

先に結論だけ言ってしまうと、学位がなくても海外でエンジニア就職できるか否かは、その国の状況で大分異なると思います。

 

例えば、日本とかはエンジニア就職においては学歴とか別に気にしないというか、学歴なんか気にしてたらエンジニア採用できないので、

 

基本はスキルベースでガンガン採用してくれますが、、、

 

カナダはIT求人が少ない割にエンジニアが多い

例えば、カナダのバンクーバーというシリコンバレーにも近い地域の場所があります。

 

ここは英語圏でシリコンバレーにも近く、米国と違ってワーホリや留学からの移民申請もかなり簡単なため、

 

世界中からエンジニアが集まってくるのですが、カナダという国は、ぶっちゃけIT人材の需要がそこまで多くないというか、

 

ぶっちゃけ日本の仕事量の多さに比べると雲泥の差で仕事が少ないです。

 

なので、仕事の数よりもエンジニアの数の方が必然的に多いみたいな状態になってしまっているので、

 

エンジニアのスキルや学歴が採用の部分でより重視されて、学位がない人の就職は結構難しかったりします。

 

アメリカでビザを取ろうと思うと学位が重要視される

他方で、アメリカとかの場合は、

 

そもそもアメリカ政府が大学の卒業資格を持っていない人にビザを与えない傾向があります。

 

特にIT系とかだと、コンピューターサイエンスの学位を持っていないとビザが降りない傾向があります。

 

ただし、エンジニアとしてのキャリアが10年くらいあって実績がある人だと、

 

高卒とかでもビザ申請できるみたいなのですが、それにしてもアメリカは学歴社会なので、

 

CS(コンピューターサイエンス)のスキルを持った人がビザの面でも就活の面でも優遇される傾向にあるでしょう。

 

特に、カリフォルニアとかはITのメッカでシリコンバレーもあるので、

 

バンクーバーよりも何倍も競争が激しい場合もあると思います。

 

田舎の方の州とかであれば、各々で調べてより簡単に入ることも可能な気がします。

 

ドイツとかなら学位なくても海外エンジニア就職しやすい

その他、欧米圏だとドイツとかは日本と仕事の状況が似ています。

 

そもそも、ドイツと日本は社会構造が結構似ていまして、韓国とかも含めて、

 

戦後にソ連やチャイナ、北朝鮮などを抑えるために、米国などから共通の支援を受けていたために、

 

なんだか似たような経済発展をドイツと日本は遂げています。

 

プラス、英語圏じゃない地域なので、チャイナやインドなどを含めて、

 

世界中からエンジニアが集まりにくいという傾向も似てますし、

 

仕事量も日本と同等レベルで沢山あります。

 

大学卒業の学位がなくても、エンジニアの経験だけで海外転職がしやすいです。

 

ドイツの場合は移民を積極的に受け入れる人権に優しい国柄もあるので、割と簡単でしょう。

 

オランダ

余談ですが、オランダみたいな国の場合は、めちゃくちゃ簡単にビザが取れると聞いたことがあるので、

 

日本でエンジニア経験がある人なら、別に現地の会社に就職せずとも、気軽にビザだけとって生活するみたいなのも可能です。

 

ポルトガル

また、最近ではポルトガルみたいな国では、フルリモートで働ける人にビザを出していたりして、

 

例えば日本からフルリモートの案件を取れる人なら、そのままビザが取れたりするらしいです。

 

学位がない人が海外でエンジニア就職する方法

学歴がビザに影響しない国を探す

特にこだわりがないのであれば、学位がそこまで重要視されない国から海外就職をしてみれば良いと思います。

 

例えば欧米とかでは、オランダとかは簡単に移民できますし、ドイツみたいな国は仕事量も多く学歴関係なく採用をしてくれます。

 

逆に競争の激しいカナダとかカリフォルニアにわざわざ行く必要は、あまりない気がします。

 

むしろ、欧米ではなくアジア圏で探せば、より簡単に学位がない人でも海外エンジニア就職できるでしょう。

 

ただし、特定の国や地域にこだわりがある人は、この方法は無理ですね。

 

学歴以外のことで自分の価値を上げる

エンジニアは、どこまで行っても弱肉強食の世界というか、仕事ができれば誰でも雇ってくれるみたいな所があります。

 

なので、学位がなくてもガンガン勉強してスキルと経験を積んで、10年以上のキャリアを持てば、

 

アメリカとかでも何処でもビザ申請できると思いますし、就職口も見つかると思います。

 

日経の会社で働く

エンジニアであれば、おそらくアメリカで就職したい!!という思いを強く抱くと思います。

 

でもアメリカ、、、特にカリフォルニアとかでビザを取るのは結構難しいです。

 

特に最初から米国資本100%の会社に殴り込みに行くのは無謀な場合があります。

 

なので一個アイディアとしては、まずはアメリカ法人がある程度、基盤としてある日経の会社に入って、

 

アメリカに飛ばしてもらう約束をして日本の会社に入るというのがお勧めです。

 

学位のないエンジニアが海外で就職する前に知っておくべきこと。

英語はたしなむ程度に必須

これに関しては学位とかは、あんまり関係ないですが、

 

やはり英語はたしなむ程度に知っておきましょう。

 

日本の会社とかだと、エンジニアでも英語が全然できない人がウヨウヨいますが、

 

少なくとも海外とかでは、エンジニアができる程度の人であれば、

 

大概はチャットで英語でやりとり余裕で出来ると思います。

 

チャットなら英語力皆無でも良いのですが、せめてコミュニケーションを出来るように、

 

英語を話したり聞いたりする力は、つけておくべきだと思います。

 

海外では未経験エンジニアの採用は行っていない?

全ての国がそうであるかは調査不足なのですが、

 

少なくとも私が知っている欧米の国とかだと、中途でポテンシャル採用はないですね・・・

 

勿論、言語の壁があるのも勿論ですし、

 

特にカナダとか競争が激しい場所だと、エンジニアが沢山いて、企業はあまり困ってないので、

 

わざわざ中途で学位もないのに雇って育ててっていうのは少ない気がします。

 

これは、その国の需要と供給を見ていくと予想ができやすいと思うのですが、

 

日本みたいに異常に仕事の数が溢れていて、その割にスキルワーカーが壊滅的に少ない恵まれた国だと、

 

中途でも30代でも学位がなくても、やる気あれば未経験でも雇ってくれます。

 

多分、ドイツとかもその傾向が強いです。ドイツと日本は戦後に米国から共通の支援を受けていた面もあり、

 

色々な側面で商業や工業の構成が似ています。

 

コンピューターサイエンスの学位がないとエンジニア職につけない?

これに関しても、その国によって違うと思います。

 

なぜなら、学位に対する価値の高さの位置付けが、国別に結構違うからです。

 

例えばアメリカとかは、日本以上に学歴主義で、学位を持っていることが知識の証明になったりします。

 

でも日本とかは、Fラン大学という言葉があるように、今時、大卒なんて価値が気薄になってますよね。

 

ただ、アメリカとかでも別に学位がないとエンジニアになれないと言うと、そうでもないです。

 

とにかくエンジニアはスキルが超重要なので、ぶっちゃもう年齢をとってしまっている人は、

 

大学の学位よりも、より優れたスキルと経験を勝ち取ることを意識すればいいです。

藤沢瞭介(Ryosuke Hujisawa)
  • りょすけと申します。18歳からプログラミングをはじめ、今はフロントエンドでReactを書いたり、AIの勉強を頑張っています。off.tokyoでは、ハイテクやガジェット、それからプログラミングに関する情報まで、エンジニアに役立つ情報を日々発信しています!

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