【命名規則】ケバブケース(kebab-case)とは?IT用語を解説します【変数名 / URLなど】

はじめに

IT業界で仕事をしていると、命名規則という言葉に出会うことがあります。

 

これは、単にプログラミングをしている人が変数名を決めるだけではなく、

 

ファイル名やURL名を決めるときも、使われる概念です。

 

端的に言えば、ファイル名やURL、変数名を決めるときのルールです。

 

命名規則には幾つかのパターンがあり、命名規則に従って名前を決めることで、

 

可読性が上がり読みやすくなったり、全体のルックが綺麗に整うので生産性が上がります。

 

今回の記事では、そんな命名規則の一つである、ケバブケース(kebab-case)について詳しく解説をします。

 

この記事を読むことで、ケバブケース(kebab-case)に関する知識だけではなく、

 

ケバブケース(kebab-case)をどういう時に使うべきか?など細かいところまで理解できます。

 

ぜひ、最後まで読んでみてください。

 

ケバブケース(kebab-case)とは

 

ケバブケース(kebab-case)とは、単語と単語の間のスペースを、

 

ダッシュ(-)に置き換える命名規則の一つです。

 

以下の例を見てください。

 

  • 💮const user-name = “佐藤太郎”
  • ❌const userName = “佐藤太郎”

 

上がケバブケースで、下がキャメルケースと呼ばれる命名規則になります。

 

なぜ命名規則が必要なのか?

 

Webの世界では、名前をつけるときにスペース(空白)は使わない方が良いとされています。

 

プログラミングなどでは、スペースを使って変数名を作ると明確にエラーとなります。

 

ファイル名やURLでは、最悪スペースを使うことが出来ますが、好ましくありません。

 

この課題を解決するために、当初は以下のように、そのまま単語と単語を連結させていました。

 

  • const username = “佐藤太郎”

 

でも、これだよマジで読みにくいですよね?

 

この課題を解決するために、ケバブケースを含む、様々な命名規則が出来てきたというわけです。

 

ケバブケースとスネークケースの違い

先ほど、キャメルケースという言葉も出てきましたが、

 

命名規則は幾つかのパターンがあります。その中に、

 

ケバブケースと似た命名規則にスネークケース(snake_case)と呼ばれるものがあります。

 

少しこれについても解説をします。

 

ケバブケースは、スネークケース(snake_case)は以下に示すように、どちらも似ているのですが、

 

  • 💮const user-name = “佐藤太郎”
  • ❌const user_name = “佐藤太郎”

 

ケバブケース(kebab-case)ではダッシュ、スネークケース(snake case)ではアンダースコアを使って表現します。

 

スクリームケバブとは?

 

ケバブケースを作るとき、大文字を使用した場合、スクリームケバブと呼ばれます。

 

この言葉は、SNSなどで人々が大文字を使って文章を入力すると、

 

強調して、叫んでいるように見えることに由来しています。例えば、以下のようになります。

 

  • 💮const THIS-IS-A-SCREAM-KEBAB = “スクリームケバブ”
  • ❌const this-is-not-a-scream-kebab = “普通のケバブ”

 

  • THIS-IS-A-SCREAM-KEBAB
  • this-is-not-a-scream-kebab

ケバブケースの問題点

ケバブケースの最大の問題点は、主にプログラミングをするときの、ダッシュの使用にあります。

 

プログラミング言語の中には、ダッシュをマイナス記号として解釈してエラーを起こす言語もあるとのこと。

 

また、(私は使ったことないですが)Jekyllというプログラミング言語は、ダッシュで区切られた数字を日付だと思い込むとのこと。

 

こういう問題があるので、

 

一般的にプログラミングなどの現場では、スネークケースやキャメルケースを用いるのが好ましい命名規則となっています。

 

ケバブケースの活用場所

 

命名規則は、業界、会社、チーム、個人に寄って変わるので、明確な作法が整っているわけではないのですが、

 

主にケバブケースを有効活用できる場面としては、ファイル名やURLを決める場合です。

 

特に私は、こちらの記事でも書いたように、URLはケバブケースで書いた方が良いのでは?と思っています。

 

分かりやすいですし。

 

プログラミング言語のGitHubを見てみるのアリ

命名規則をプログラミンング言語で活用するとき、

 

業界、会社、チーム、個人で各々ルールが違ったりするので、

 

ぶっちゃけ、お好みの手法を各々で選べば良いと僕は思っていまして、

 

人によって『こうあるべき』は違うとは思うのですが、

 

もし選定に迷ったら、人気プログラミング言語のGitHubを参考にして見ると良いと思ってます。

 

 

藤沢瞭介(Ryosuke Hujisawa)
  • りょすけと申します。18歳からプログラミングをはじめ、今はフロントエンドでReactを書いたり、AIの勉強を頑張っています。off.tokyoでは、ハイテクやガジェット、それからプログラミングに関する情報まで、エンジニアに役立つ情報を日々発信しています!

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