街頭演説って大変なんだなと、河野太郎の本を読んで思った話
私は、政治家の人が街頭演説してるのを見るたびに、大変だなあ凄いなあって思うんですよね。
愛国心はあれど、あれが出来る自信が僕には全然ありません。殆ど誰も話など聞いてなかろうにと思いながら、皆さんやってるんですよね。
そういえば、河野太郎さんの本を読んでいたら、彼が政治家を志して初めて街頭演説した時のことが書かれていました。
彼曰く、
一九九五年の十一月一日朝六時、茅ケ崎駅の北口に一人で立って、大声で挨拶を始めて、私の政治活動が始まりました。それまで私は、駅などでスピーカーを使って演説している政治家を、「朝から大きな音を立てて」などと批判的に見ていたものですから、いざ自分が駅に立つときは、スピーカーを使わずに、大きな声だけで挨拶することにしました。忙しい通勤時間帯ですから、立ち止まって聞いてくれる人なんていません。ですから、演説するのではなく「おはようございます。河野太郎です。いってらっしゃい」というフレーズを毎朝、二時間、大声で繰り返すだけにしました。
とのこと。朝の忙しい通勤時間帯だからという理由で、
「おはようございます。河野太郎です。いってらっしゃい」というフレーズを毎朝、二時間、大声で繰り返すというアイディアも中々秀逸だなとは思いましたが、
すると一カ月ほどしたある日、一人の男性が、私に声をかけてくれました。「おい、若いの。毎日、元気で頑張ってるな。君、なんて名前だ」「えっ」
毎日、ただ「おはようございます。河野太郎です。いってらっしゃい」だけを二時間、繰り返して一カ月。それなのに名前を尋ねられて、選挙は大変だとつくづく思いました。
・・・w 笑っちゃいますね
まあ、実際のところ、実は見えないところで、ちゃんと話を聞いてる人もいて、その声は届いてるからこそ、勝者と敗者が別れるんだろうとは思いますが、
恥ずかしいと思って尻込みしたり、人からどう見られるかを気に掛けたりすることなく、なりふり構わずに自分のビジョンを道端で叫び続けるガッツにはいつも感服します。
まあ、私はイヤホンをして冷たい視線を送りながら素通りするだけですけどねw