
ロシアが欧州評議会を脱退し、欧州との溝が深まる懸念
ロシアは1月15日、欧州評議会(本部:フランス・ストラスブール)を脱退することを表明。
欧州評議会は、欧州人権条約を制定したほか、共産圏崩壊後の東欧諸国の民主化を支援した国際機関である。
今回の脱退は、ロシアと欧州の溝をさらに深める可能性がある。
欧州評議会は同日、ロシアの除名に関する投票を実施する予定されており、投票の数時間前にロシアは脱退を表明した形となる。
首にされるくらいなら自分で辞めてやろうという意思表示のようだ。
欧州評議会は、ロシアがウクライナに侵攻した翌日の2月25日に、ロシアの加盟を停止していた。
欧州評議会は1949年に設立された。ロシアは1996年に加盟した。1969年のギリシャに次いで2カ国目の脱退となった。