
申請システムに不具合で入国者情報6万人分が漏えい
厚生労働省は2日、技能実習生や留学生が新型コロナウイルスの水際対策を緩和するためにオンラインで入国申請できる同省の専用システム「ERFS」に障害があり、最大6万人の外国人移民の氏名、生年月日、パスポート番号などが一時的に申請者ごとに見える状態だったことを明らかにした。同省への取材で明らかになった。
厚労省によると、同システムは3月からの水際対策緩和に先立ち、2月25日午前10時から運用を開始した。2月28日、外部からシステムの不具合が指摘され、申請時に特定の操作をすると入国者情報にアクセスできるようになり、同日午後8時前まで流出が続いたという。