パナソニック創業者、松下幸之助さん「心配するのが社長の仕事、心配性になれん人は経営者に向いてない」とバッサリ切り捨てる
パナソニック創業者、松下幸之助にとって経営者失格な人物の共通点は「楽観的」な人
UNIQLOの創業者、柳井さんも憧れた伝説の経営者、松下幸之助。
パナソニックの経営者であり、昭和を大丈する偉大な創業者長です。
そんな松下幸之助が生前残した言葉で興味深い言葉があるので紹介します。
心配することこそ経営者の仕事 by 松下幸之助
それが、「心配することこそ経営者の仕事」というもの。
本にはこのように書いてある。
社長というのは、心配するために存在している。それが運命であり、宿命であり、さらには生きがいであると思えないようなら、やめたほうがいい。
松下 幸之助. リーダーになる人に知っておいてほしいこと (Japanese Edition) (Kindle の位置No.523-524). PHP研究所. Kindle 版.
よく、楽観的な人は、リスクを恐れず大胆に飛び込めるので経営には有利だというひともいます。
でも、経営にリスクはつきもの、楽観的であろうが心配性であろうが、大きなリスクを取れない人は何も成し遂げられない。
結局最後は、誰もが大きなリスクを取るのです。
心配性な経営者の特徴
でもしかし、心配性の人は、大切慎重に物事考えて、最悪な結末を何個も何個も頭で巡らせ、
そんな最悪なことが起こっても大丈夫なように準備して、大胆にリスクを取る。
上手くいってるときも、上手くいってないときも、会社の行く末が心配で心配でたまらない。
楽観的な経営者の特徴
他方で、楽観的で心配御無用な経営者は、リスクはめちゃくちゃ大胆にとる、恐れ知らずで突き進む。
しかし、最悪な事態を見据えてなかったり、爪が甘かったりして、対応できず適応できず、
資金が尽きて潰れたりする。
そういう違いなのかなっていうふうに、私は本を読んでてて思った。
彼曰く、
だから、社長というのは、どこの会社でもいちばん心配しているわけや。まあ晩のご飯もね、もう胸に詰まって、食べても食べられない、食べてもおいしくないという状態が続いたりする場合もある。かなわんなと思う。かなわんなと思うけれども、そのかなわんと思うことが社長の役職や。社長というものは、まあ言えば心配するために存在するわけや。心配するのがかなわんというのであったら、もう社長をやめたらいい。
松下 幸之助. リーダーになる人に知っておいてほしいこと (Japanese Edition) (Kindle の位置No.530-533). PHP研究所. Kindle 版.
ということなんですね。