皆さんどうも、今日もQuoraの質問に答えていくで。
メルカリというソフトウェア企業がありますが、創業者の山田さんは、たしかプログラミングは出来たはずです。
でも彼は「プログラミングは僕には向いてないから別の上手な人に任せます」と、どこかの記事で言ってました。
なので、必ずしも、ソフトウェア企業の創業者はソフトウェアエンジニアである必要はないかと思います。
まあ、メルカリの場合は、早い段階から資金を集めたので、経営に全勢力を傾けられたっていうのもありますが、
実際に僕の知ってる小さなソフトウェア会社の社長も、プログラミング出来ない人がいます。
彼らは立派に受託のソフトウェア会社を経営してますので、
腕の良いエンジニア1〜3人をまとめる能力があり、彼らのために案件を獲得し、継続できる営業力や人脈があれば、やれると思います。
が、他方でこんな話しもあります。
とある企業勤めの男性が、Webアプリを開発し、起業したいと考えました、彼はプログラミングが出来ないので、早速エンジニアを獲得しに行きます。
数人のエンジニアを捕まえ、彼らを誘い、副業で手伝って欲しいと頼みます。
その中の一人は、Okを出してくれましたが、エンジニアの単価は高く、安くして欲しいと頼み、なんとか多少安くしてもらったは良いものの、
全部が丸投げになってしまいました。
自分の資金はギリギリでエンジニアを雇って、日々上がってくる進捗をただ聞くだけ。
なんの指示もできず、『いつできる?』『今どんな感じ?』と聞くのみで『順調です』『今週末までにOO終わる予定です』と返されれば『OKです』と答えるしかありません。
そんなやりとりが1〜2ヶ月続いたあと、突然エンジニアがこんなことを言い出します。
『最近忙しくなったので今月末で一旦終わりにしたい、引継ぎのシートなど残しておくので、今月まで働いた分を請求しますね』
彼は困り果て、中途半端なプロジェクトが引き継がれ、エンジニアが書き残した文字を読んでもよくわからず、モチベーションは駄々下がり、だんだんと前へ前へ進まなくなっていきます。
なんとかして、他のエンジニアを探すものの、前任者よりも高い報酬を求められ、前任者から引き継がれたコードも、実際は細かい実装が色々なされてないことも後から判明したりします。
結局、彼は多くのコストを色々な場所へ投下しますが、費用対効果がめちゃくちゃ悪く、時間もかかってしまいました。
この話しは、フィクションですが、フィクションではないと思います。
なので結論、出来ないよりは出来た方が良いに決まってます。出来ないから人に任せるじゃなくて、出来るけど人に任せる方が良いですね。
それは、火縄銃で闘うか、AK-47で闘うかくらいの戦闘力の違いを生みます。
プログラミングは極める必要は無いと思いますが、せめて、RailsやReactNativeでウェブとモバイルのツイッタークローンくらいは、作り方を知っておくと良いかもしれないですね。
それか、優れた人材獲得の能力や、案件獲得とビジネスセンスの能力が求められます。