
Solidity ってどう書くの?関数や変数の定義の仕方を解説
Solidity(ソリディティ)はブロックチェーン開発ではかなり頻繁に使われてる言語で、
イーサリアムでも採用されております。
今回の記事では、Solidity を使った開発方法で、関数や変数の定義の仕方を色々と解説してみたいと思います。
ちなみに今回の記事は、公式ドキュメントのLayout of a Solidity Source Fileを参照にしてますので、
興味のある人は本家のサイトでも勉強してみてください。
Solidityのコントラクトは、オブジェクト指向言語のクラスに似ています。
各コントラクトは、ステート変数、関数、関数修飾子、イベント、構造体タイプ、Enumタイプの宣言を含むことができます。
さらに、コントラクトは他のコントラクトを継承することができます。
また、ライブラリやインターフェースと呼ばれる特別な種類のコントラクトもあります。
ステート変数
ステート変数とは、コントラクトストレージに値が永続的に保存される変数です。
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >=0.4.0 <0.8.0;
contract SimpleStorage {
uint storedData; // State variable
// ...
}
関数
関数は、実行可能なコードの単位です。関数は通常、コントラクト内で定義されますが、
コントラクト外で定義することもできます。
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >0.7.0 <0.8.0;
contract SimpleAuction {
function bid() public payable { // Function
// ...
}
}
// Helper function defined outside of a contract
function helper(uint x) pure returns (uint) {
return x * 2;
}
関数の呼び出しは、内部または外部で発生し、
他のコントラクトに対する可視性のレベルが異なります。
関数はパラメータを受け取り、
それらの間でパラメータや値を渡すための変数を返します。
関数修飾子
関数修飾子を使うと、関数のセマンティクスを宣言的に変更することができます」
オーバーロード、つまり、同じ修飾子名を異なるパラメータで使用することはできません。
関数と同様、修飾子はオーバーライドすることができます。
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >=0.4.22 <0.8.0;
contract Purchase {
address public seller;
modifier onlySeller() { // Modifier
require(
msg.sender == seller,
"Only seller can call this."
);
_;
}
function abort() public view onlySeller { // Modifier usage
// ...
}
}
イベント
イベントは、EVMのログ機能との便利なインターフェースです。
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >=0.4.21 <0.8.0;
contract SimpleAuction {
event HighestBidIncreased(address bidder, uint amount); // Event
function bid() public payable {
// ...
emit HighestBidIncreased(msg.sender, msg.value); // Triggering event
}
}
イベントがどのように宣言され、dapp内でどのように使用されるかについては、公式ドキュメントの、コントラクトセクションの「イベント」を参照してください。
ストラクチャタイプ
ストラクチャは、複数の変数をグループ化できるカスタム定義のタイプです(「タイプ」の「ストラクチャ」を参照)。
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >=0.4.0 <0.8.0;
contract Ballot {
struct Voter { // Struct
uint weight;
bool voted;
address delegate;
uint vote;
}
}
列挙型
Enum を使用すると、有限の「定数値」を持つカスタムタイプを作成することができます
// SPDX-License-Identifier: GPL-3.0
pragma solidity >=0.4.0 <0.8.0;
contract Purchase {
enum State { Created, Locked, Inactive } // Enum
}