死が近づくにつれて「ありがとう」しか言わなくなった母の話

死が近づくにつれて「ありがとう」しか言わなくなった母の話

 
これは私の母親の話しではないのですが、私の知人が僕に話してくれ話です。
 
知人は、彼の母親が高齢になり病気にもなってしまい、徐々に体が弱くなるにつれて、
 
「ありがとう」としか言わなくなったらしいんですよ。
 
彼の話しによれば「多分あれは、感謝の気持ちで心の中を満たして、死への恐怖を克服しようとしてたのではないか」って。
 
僕はその話しを聞いてとても共感できたんですよ。
 
感謝の気持ちを持つって、言葉だけ受け取ればキザだし、綺麗事だろうって思う気持ちもわかる。
 
でも、実際のところ、感謝しながら怒れないし、感謝しながら恨めないし、感謝しながら嫉妬できないし、感謝しながら悲しめないんですよね。
 
いくらポジティブを装っていても、明るく振る舞ってても、その中にネガティブは共存できるじゃないですか?
 
でも、「感謝の気持ち」だけはネガティブと共存できないんですよね。
 
全てを受け入れられてしまうというか、ちょっと魔法的な言葉だなって思うわけですよ。
 
怒りや、悲しみや、嫉妬や妬みや、死への恐怖すら克服できる。
 
今まで色々大変なことがあったけど、今まで一緒にいてくれてありがとうという気持ちを持つだけで、
 
どんな最悪な気持ちも無くなる気がする。

藤沢瞭介(Ryosuke Hujisawa)
  • りょすけと申します。18歳からプログラミングをはじめ、今はフロントエンドでReactを書いたり、AIの勉強を頑張っています。off.tokyoでは、ハイテクやガジェット、それからプログラミングに関する情報まで、エンジニアに役立つ情報を日々発信しています!

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