
Web3とは?Web2時代と何が違う?匿名性は失われるのか?
今、巷で話題になっているWeb3に関して、入門記事を作ります。
Web3に関して「聞いたことがるけどチンプンカンプン」といった方でも分かりやすく要約してるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Web 2 の課題を解決するのが Web3 です
今、我々が使っているインターネットは、Web2と言われているのですが、簡単に言うと、
Web2.0は、一握りの超強力な企業(Google、Facebook、Amazonなど)が所有するクローズドなプラットフォーム上で、
商取引の大部分が行われる集中化の時代です。つまり、中央集権化された権力が支配してる世界です。
Web3になると、その独占的な制御から世界を解放することが出来ると言われています。
各々の個人情報がブロックチェーンでつながっている為、誰もデータを改竄出来ない、その結果、中央集権的な権力が不要になると言われています。
Web 3.0とは?
実際のところ、Web3はかなり曖昧な用語であり人によって定義は異なるのですが、
一貫してるところは、やはり、グーグルやフェイスブックのような大企業に依存せず、
分散型ネットワークに依存するインターネットが約束されているということです。
ブロックチェーンによって、インターネット上の大手テクノロジー企業の束縛を打ち破る。
少しユートピアみたいな話ですが、Web3に必要なテクノロジーの多くは、まだ初期段階にあります。
少し過去を遡って、インターネットがどこから来たのかを調べてみましょう。
Web1.0およびWeb2.0
先ほどWeb2.0の話をしましたが、一番最初のWebはWeb 1.0です。
Web 1.0は、最初に公開されたWebであり、 多くの点で非常に基本的でした。
この時期、インターネットはほとんどが読み取り専用ページのコレクションであり、双方向性はありませんでした。
また、サイトの大部分は個人よって運営されており、 今のような、インターネットの巨人はまだ存在していませんでした。
しかし、この状況は2004年頃から始まったWeb 2.0で変わりました。
ソーシャルメディアなどのインターネットをインタラクティブにしただけではなく、
Googleなどの大企業がインターネットを乗っ取った形で情報を支配してしまった。
Web3のしくみ
Web 3.0の革命的なところとは、インターネットが、Web 1.0のように分散化されているのにも関わらず、Web2.0のようにインタラクティブであるということです。
つまり、ITの巨人たちによる情報の制御や独占がはるかに少ないWeb2.0、あるいは、完全に削除されたWeb2.0っていう感じです。
ブロックチェーンというテクノロジーによって、データは分散ストレージに保持されるため、
現在のように一定量のサーバーではなく、インターネット全体に分散するという考え方がWeb3です。
このデータの移動方法は、デジタル元帳(ブロックチェーン)に登録され、データの流れを非常に透過的にすると同時に、誤用を防ぎます。
Web3に対する懐疑的な意見
ただし、Web 3.0の大きな欠点の1つは、匿名性が失われることだと言われています。
ブロックチェーンによって、全ての取引は繋がっているためです。
また、分散型インターネットのアイデアは素晴らしいですが、それはまだまだ開発されていないテクノロジーに非常に強く依存しています。
たとえば、ブロックチェーンを使うことで、プロセスの速度が大幅に落ちるとか、高度なネットワークを作成するために必要なAIなど、まだ存在していません。
それでもなお、はるかに自由なインターネットのビジョンは十分に魅力的であるというのは、言うまでもありませんね。